2026/7/17
日本経済新聞に弊社代表 ジュン・ペイジのインタビュー記事が掲載されました

2026年7月16日 日本経済新聞(四国経済面)の企画連載「Portrait」にて、弊社ZEPHYROS株式会社の代表取締役社長であるジュン・ペイジのインタビュー記事が掲載されましたことをお知らせいたします。
記事内では、弊社の前身である「ランゲージハウス」からの歩みや、単なる語学教育にとどまらない「グローバルリーダー育成」への想い、FC今治高校里山校や各大学との取り組みについて取り上げられています。また、代表自身のニュージーランド留学時代の経験や、弊社名「ゼフロス」の由来、これからの時代に必要な「共感力(Empathy)」を軸としたコミュニケーションのあり方についても深く紹介されています。
弊社はこれからも、次世代のリーダー育成と企業のグローバル化へ貢献できるよう、より一層邁進してまいります。
以下に掲載記事の全文をご紹介いたします。ぜひご一読ください。
【掲載記事全文】
「語学力」より「共感力」を ZEPHYROS社長 ジュン・ペイジさん 国際リーダー育てる風に (日本経済新聞 2026年7月16日掲載)
語学スクールらしい旧社名「ランゲージハウス」の文字が扉に残る。廊下の奥にある亡父の仕事部屋はそのまま引き継いだ。だがZEPHYROS(ゼフロス、高松市)の社長、ジュン・ペイジさん(50)が心を砕くのは英語の教え方ではない。グローバルリーダーを育てる方法論だ。
FC今治高校里山校(愛媛県今治市)の顧問として元サッカー日本代表監督の岡田武史学園長が求める「キャプテンシップ」を生徒に考えさせてきた。10月からは高松に本部を置く穴吹カレッジグループで人工知能(AI)時代のコミュニケーションをコーチする。2025年には香川大学と倉敷芸術科学大学の共同研修にも参加した。
09年に60歳で亡くなった父グレイアムさんから法人向け語学学校を継承した。社員の英語力アップをグローバル化と思い込む日本企業への違和感から人材育成も柱に据え、13年に社名も変えた。契約先には製造業や金融業など大手の会社名が連なるが、今は次世代を後押しする意識が強い。
高松で育ち、15歳とき父の祖国ニュージーランド(NZ)のキングズ・カレッジに留学した。同い年より一つ下の学年、しかも学力別で最低の「B2」クラス。いじめにも遭ったが、卒業時には「ハウスマスター」と呼ぶトップリーダーのひとりとなった。
リーダー育成の伝統校だった。教師は生活指導をせず、生徒同士を寄り添わせた。「人を動かす力は学力と比例しない。テストの点はよくないが多くの人を動かせる人間かもしれない。学校はその能力を追求していた」。独裁者と民主主義のリーダーは違うからだ。
学んだのは「感情へのアクセス」と、そのための「共感(Empathy)」。どこか他人事の「同情(Sympathy)」と異なる。エゴを離れて傾聴できる人物だと確信してもらえないと、相手の感情は動かせない。「(ラグビー王国NZの代表)オールブラックスは、だれかいてくれると信じて後ろにパスを放る。そのボールを受けるために走るあの感じです」
日本人には高いコミュニケーション力が潜在すると考える。四国を訪れる外国人の多くが最も驚くのは、見返りを求めず「ご縁」を理由に食材などを無償提供する住民の姿という。他者を生き生きさせるリーダーシップの根があるとみる。
米ペンシルベニア大学を卒業後は大手経営コンサル会社に勤めたが、がんを発症した父から電話で「長くないかもしれない」と知らされた翌日、会社を辞めた。「人生が残り少ない父と同じ目線で生活したい」と帰国した。
会社の経理や翻訳などを手がけてきた母の純江さん(76)は夫について「専門知識を生かして世の中に少しでも役立つ仕事をしたいとの思いが強かった」と語る。そして「ヨットだけが趣味だった」。
ゼフロスはギリシャ神話に登場する西風の神。父のヨットの名前でもある。ジュンさんは「暖かな風。そして吹く方向が決まっている」と解説する。信じた航路を進みながら、ふたりの小学生を育てる一人息子を見て母は言う。「夫に似てきました」
(天野豊文)